手首を切るということ
わたしが初めてリストカットをしている方と関わりを持ったのは中学2年の頃
同じ部活の男の子の彼女でした。
遠距離恋愛で、直接会ったことはないのですが。
所謂メンヘラ女子で、手首を切った血文字で彼氏に手紙を送ったりしていましたよ。
で、何故かわたし
頼まれてメル友になったんですが、とても大変でしたし、衝撃でした。
衝撃を受けて、迷惑だと思ったし
しにたくてしているのなら無駄な行為だとまで思っていたのに、、
結果わたしも手首を切りました。
初めてのときのことは覚えていません。
ただ手首を切るという行為はその後10年間、わたしにとってとても大切な儀式となりました。
楽しい瞬間や気持ちを写真に残したいと思うように、
苦しい気持ち、悲しい気持ち、やりきれない気持ちを形にして残したのかもしれませんね。
正直どうして切ったのかよく分かりませんが・・・なんの解決にもならないけどそうやって、なんとか生き延びていたんです。
切らなくなって6年。
今は、もちろん後悔しています。
大後悔です。悔やみきれません。
わたしの両腕には二の腕から手首にかけてケロイド状態になった自傷痕がびっしり残っています。
首やお腹、太股にもあります。
温泉はほぼ諦めですがプールや海はラッシュガードでいけます。
夏も暑いけど慣れます。
でも働くことが大変なんです。
求人誌ではまず制服を確認します。
時給や内容などは二の次です。
半袖制服のところでは働けないのですから。
冬に入社して夏になったら半袖制服に切り替わってしまい辞めたこともあります。
着物の袖から傷痕が見えて1日でクビになった事もあります。
あって良いことなど一つもありません。
だからわたしは、出来ればよく考えてみて欲しいと思います。
きっと苦しいのは治るから、傷痕を残さないほうがいいです。
また生きづらくなって心が苦しくなって
しまうから。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・
手首を切っていたわたしへ
あなたを責めたりしません。
生きるための行為だったのだから。
でもね、あの時切ったのがもう少し違う場所だったなら
未来のあなたはもっともっと生きやすいですよ。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・