うつの気持ち

入院中の話が(精神的に)続けて書けないので退院後独り暮らし時代の話です。

 

念願の大学へ進学し、独り暮らしを始めたものの、病状は悪化し

薬の副作用で授業中座っていられなくなり、大学を中退しました。

その後は居酒屋で夜から朝までのバイトをして生きていました。

 

うつ病の独り暮らし・・・

 

 

わたしは双極性ではなく抑うつでしたので、常になにかに焦り、誰かの悪意を感じ、前向きになれる時期が滅多に訪れませんでした。

 

 

まず昼間外に出ることが出来ませんでした。

調子の良い時につい遊ぶ約束などしてしまうと、その日が近付くにつれ、どんどん気持ちが沈んでいきます。

約束したことを後悔して、でも断る勇気も出ない。当日までに元気になるかもしれない・・・

 

そして当日、玄関で靴を履いたまま何時間も動けない自分に心底絶望するのです。

 

こんな事が2、3回あると迷惑だからもう約束するのをやめようと考えます。

でも友達の約束を断り続けるのには限界がある。

その結果殆どの友達とだんだん距離をとり、自然にフェードアウトしていくようになりました。

 

わたしは時間に対して強迫観念のようなものがあり、それも一つの要因だったような気がします。

わたしのそれは、

一分でも遅れるなら行かない。

といった極端なものですので・・・。

 

 

友達は居らず、昼間は家に引きこもり、夜から朝まで働きに行く。

でも寂しいから、自分を甘やかしてくれる彼氏を作ったりもしました。

もちろん続きはしません。どうでも良くなって別れて悲しくもならない。

こんな生活で、うつの自分を大切に守っていたような気がします。

今更うつが治ったって、わたしにはもう何も無かったから。

周りの若者のようなキラキラした素敵な毎日を送る環境を、わたしは自ら捨ててしまっていたから。

抜け出すことすら恐怖でした。

朝が来ることが恐怖でした。

 

 

 

 

 

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無理なく、人に迷惑を掛けないようにさえすれば、あなたの好きに生きていいんだよ。

やらなければいけないことはやる。

それが出来るようになるんだよ。びっくりだね。